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トゥルーフォーチュンお題2つ目アップします。
お題は気が向いたときにちょこちょこと書いています。
平日の昼間は仕事なので、主にこういった時間帯にニコ動聞きながらなのですが…まあ進まない進まない。
すぐに文章を書くのに飽きてしまいます;
なので、二日連続でアップはしますが、これからは鈍足の歩みとなること請け合いです。

今の悩みは、このサイトをどっかの乙女ゲー系のサーチに入れるかどうかです。
小説というにはおこがましすぎるので、本当にいいのかな~;と思ってしまうのです…。
とりあえず10個以上書いたらまた検討することにします。
2.「おはよう」 (陽介と真希)

たまたま早く起きたから、早めに家を出た。
落ち葉を踏みしめながら、マフラーに顔を埋めつつ俯き加減で歩いていると、壁にぶつかった。
ばふん、と柔らかい感触に顔をあげると目の前にはコート。
ああ、ぶつかってしまったんだな、とやっと脳が理解する。
「すみません、ぼーっとしてて」
「あれ、真希?」
聞きなれた声にふと顔をあげると、陽ちゃんだった。
ぶつかった事なんてなかったように、笑顔で「今日は早いんだな」と声をかけてくれる。
「うん、早く目が覚めちゃって」
「そっか、それにしても早すぎないか?」

自然と隣に並んで歩き始める。
―ふと、こうして二人で話す事は久しぶりかもしれない。と思い出す。
運動部の陽ちゃんと私の歩調は全然違うのに、いつだって当り前のように私に合わせてくれる。
陽ちゃんの顔を見ていると、「どうしたんだ?」と優しく笑い返してくれた。
「…陽ちゃんて、優しいよね」
「―え…?」
ポロっと出てしまった言葉に、心から驚いたとでもいうように、目を丸くしてポカンと私を見る陽ちゃん。
何故か、そわそわしだして視線が泳いでる。…変なの。
「ど、うしたんだよ急に。まだ寝てるんじゃないか?」
「んー、確かにそうかも」
ふわーと欠伸を一つしてから、白い息を吐く。
風は冷たいけど、なぜか私のまわりは暖かい空気が纏っているかのようにふわふわとしていて、とても心地いい。
「大分寒くなってきたな」
「んー、そうだね」
まだ登校時間まで大分あるせいか人通りもなく、私たちの声が静かに響く。
歩いているはずなのに、どこか夢心地で暖かい。
「そうだなー。よし、いっちょ学校まで競争するか?」
「えー、やだよ。やるなら陽ちゃん一人でやってよー。」
子供みたいな提案に小さく笑い、陽ちゃんを見上げると、やっぱり少し驚いたような表情をして、ほほ笑む。
「―やっぱりお前、まだ寝ぼけてるよ。」
「?どうしてそんな事…」
「…‘陽ちゃん’」
「…………あ。」
言われてから気づく。
そうだ、私何も考えずに歩いてたからつい、陽ちゃんの事‘陽ちゃん’って呼んでた…かも。
「…ごめんね。」
「別に謝る事じゃないだろ。どう呼ぶかは真希の自由だし」
ちょっと、困ったようにお互いに俯いてしまう。
途切れた会話は修復することなく、校門が見えてきてしまった。
「じゃあ、俺このまま部室行くから。」
ぼーっとしてどっかにぶつかるなよ?と笑って駆け出す陽ちゃん。
「陽ちゃ…日向くん!部活頑張ってね!」

手を振り上げて答えてくれる後ろ姿を見送りながら気づく。

「―おはよう、っていうの忘れてた。」

なんとなくその場に立ちつくしていたけれど、くしゃみが出た時点で教室へと引き上げた。



その後、たまたま廊下でばったり会った日向くんに「おはよう」って言ったら思い切り笑われた。




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半分寝ている頭だと、ついクセ(呼び方)が出てしまうよねっていうお話でした。
まだ距離が遠い二人。
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